Dust In The Windもどき ギター松の音楽スタジオ

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Dust In The Windもどき、人間はマシンに勝てるのか」

 
ブログで、Taylor K-14ceの音源をCubaseGroove Agent Oneに仕込んだ実験をしたお話をしました。それを相手に人間のわたくしが戦いを挑みました。それも苦手なスリーフィンガーで、、、

どういう事かと言うと、3フィンガーの名曲 Dust In The Wind - Kansas の2本のアコギのパートを、コンピューターと私で分担しました。 左チャネルが、K-14ceの音源をMIDIで鳴らしたサウンド、 右チャネルが、私の弾くMartin 000-42のサウンドです。 コーラスは私の地声です。

Dust In The Windもどき 演奏音源


歌詞はこちらのサイトで↓
http://music.yahoo.co.jp/lyrics/dtl/KAA045533/AAA408124/

Dust In The Wind 動画

Dust In The Windの歌詞の内容は、哲学的というか、解釈の仕方によっては仏教的な感じがします。


Dust In The Wind - Kansas(1977)

Dust In The Windもどき 演奏解説

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、、、」に似てませんか。アメリカ人にもこの感覚がわかるんですね。と言うか、物欲など煩悩のかたまりである私の方こそ理解していないんでしょうね、きっと。

さて、このKansasは、1970年代後半から80年代前半まで活躍したアメリカのプログレハードロックのバンドです。ですから、このDust In The Windがアコースティックのきれいなナンバーだからと言って、それを期待してベストアルバムなんかを買うと失敗するかもしれません。私はハードロック育ちですから、ほかにも好きな曲があります。ですからCDを3枚も持ってます。

Kansasという地名がついていて、プログレハードロックであることから、Bostonとよく比較されます。しかし、Bostonほどの知名度はありませんでした。そして、産業ロックに含まれることもありますが、私は、産業ロックではないと思います。聴きやすいけどやっぱりプログレしてますよ、Dust In The Wind以外の曲は。

私の演奏は、CubaseGrove Agent OneTaylor K-14ceのピック弾きの音をサンプリング登録して、その音源をMIDIでコントロールしました。それが左チャネル。基本的には、Cのダイアとニックスケール+低音のF#の音だけで、事足りました。

そして、右チャネルはMartin 000-42をフィンガーピッキングで弾いた音です。演奏技法としては私の不得手なスリーフィンガーです。一応、昔の悪い癖は矯正しました。でも、一拍目のベース音が強すぎて、ギッタンバッタンした感じになってしまいました。打ち込みの左チャネルも同様です。原曲はもっと滑らかです。

さて、Dust In The WindのTAB譜を作りました。おおもとはネット上から拾ってきたものなんですが、雑な譜だったんで、かなり手を入れ、Guitar Proを駆使して作り直しました。結構苦労しました。


Dust In The Wind ギターTAB譜
PDFファイルです。

演奏上のアドバイスをするような立場には無いんですが、私が苦労したところ、やろうとして出来なかったところを記します。本来、基本的なスリーフィンガーで、難しいことは何もやっていないのです。でも、丁寧に弾くのはやっぱり難しい。

あと、楽譜上には難しいコードが並んでいるのですが、組み合わされる音が特異な為、こんな感じになっていますが、構成音は基本的にダイアトニックスケールに基づいています。この曲ですとCメジャーのドレミファソラシドです。一部BメロでF#が出てくるだけです。開放弦も多用されていますので、押弦はそれほど難しくないと思います。

音のバランス
これは演奏を聴いていただければ、わかるのですが、私の場合、スリーフィンガーの構成される音の大きさがマチマチです。もう少しバランスが取れていれば聴きやすくなったと思います。
リズム
これは、いつも私の演奏の課題となる点です。イントロから少しいったところまでは、マシンについていっているんですが、途中からバラバラです。小節の頭はまだましなのですが、中身がひどい。とくに間奏のところ。
フィンガリングノイズ
これは、原曲にも頻繁に聞こえます(キュッという音)。特に左チャネル。あまり気にする必要は無いと思いますが、私の場合、間奏のフレット移動がある部分で、結構大きい音で出ていました。でも、小節の始めの音が開放弦であることに気付いてからは、ゆったりとコードチェンジをするようになり、ノイズは出なくなりました。

ちゃんと弾けていない私が言うのもナンなんですが、ひとつひとつの音を丁寧に弾くには、いい練習曲になると思います。

Dust In The Windもどき 使用機材

ヴァイオリン、ビオラ、パーカッション、主旋律のサックス MIDIの打ち込み、音源HalionOne
コーラス 地声
右チャネルのアコギ Martin 000-42
左チャネルのMIDIでコントロールされたアコギの音源 Taylor K-14ce
MIC Shure SM58
Rode NT2-A
MIC PreAMP ART TSP II
Audio Interface Edirol UA-101
DTM Soft Cubase 5

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