第25回ミックス 音量のバランス DAW DTM 宅録入門 - ギター松の音楽スタジオ

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第25回ミックス 音量のバランス
 

さて、次は音量ののバランスです。

Cubase オーバークリップ いろんなやり方がありますが、基本的に守らなければいけないのは、一番右のStereo Outのトラックが左の図のようにならないようにしてください。

このトラックは、すべての音を2チャンネルのステレオにまとめた出力情報なのです。このように、レベルがピークのラインを超えてしまっています。そして、下のCLIPと書かれたクリップインジケーターが点灯しています。

こうなりますと、音が割れてしまい不快な音になってしまいます。かと言って、あまり低いレベルにしてしまうと迫力がありません。ピークを超えないぎりぎりのところにするのがベストです。(このあたりを調節するダイナミクス系のエフェクトもありますが、今回は使いません。)

これを調節するのは、各トラックにあるフェーダーと呼ばれる上下するボリュームのツマミです。

とは言っても、全体の音量は制限しなければいけないし、楽器間のバランスは取らなきゃいけない、となると頭の中がループ状態におちいりそうですね。(私の場合、楽器の数が多い場合は確実にループします。)

ですから、基準を作りましょう。まず、オルガンとギターの音を消しましょう。それぞれのトラックのフェーダー(上下に動くツマミ)を一番下まで下げてください。

そうすると、ドラムとベースの音だけになります。この状態でStereo Outのレベルメーターがピークに対して7割から8割ぐらいになるようにして、二つの音のバランスを好みの状態にしてください。

そして、そのドラム、ベースに対してギターをバランスのいい状態に上げていきましょう。オルガンも同様です。

Cubase  ラフミックス

左右のバランスも見ながら調整してください。そして、この時にStereo Outの最大値がどこにあるか確認しましょう。最大に上がったところに短い横線のマークが付きますので、そのマークでで確認できます。

この時に、都合よくこの最大値がピークの範囲内に納まればいいのですが、なかなかそううまくはいきません。ですから、範囲内に納まるように各トラックを調整してください。この後に、リバーブなどのエフェクトをかけると、また、値が変わりますので、ピークを超えなければだいだいのところに落ち着かせてください。

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