コントロール部


Cusston set-in joint with inverse heel





体にフィットします。





テイルピースと一体化





単板削りだし



三種類のサウンドが出せます。

VOX自身はアンプなどで有名な会社ですが、VOXのギターは、そんなにメジャーじゃない。だから、人気もあんまりないのかもしれませんが、私はこのギターをとても気に入っています。よくできたギターです。

人気無いんだろうな。最近すごく安くなっています。→VOX Virage
(リンクが切れていたらごめんなさい)

このVox Virageの弾きやすさの一番のポイントはネックの形状です。このあたりは、個人の好みによるところが大きいですが、ナット幅が43mmで標準的、指板のアールが300で平らすぎず湾曲しすぎず、ネックシェイプも若干スリムで握りやすい。日本人向きかもしれません。

そして、フレットは22フレットなんですが、そのすべて弾きやすいようにデザインされています。ネックとボディのジョイント部が大きくえぐられていて←、ハイポジションでもオヤジグリップができます。このことはとても大事で、ハイポジションでも親指を支点にしてチョーキングができるんで、ヘタクソな私でも安心です。

前にも書きましたが、このVox Virageのボディは人間工学に基づいて作られたそうで、横から見るととても独創的です→。 抱えたときに無理なく体にフィットする感じです。ずぅーっとアーチドトップばかり使ってきた私は、基本的にフラットトップのエレキギターになかなか馴染めないんですが、その点、このギターは右腕がスーッと自然に配置できるところが気に入っています。

そして、セミホロウタイプなんで軽い。腰痛もちのオヤジにはうってつけです。

このVox Virageはルックスも大好きです。

ちょっと見、Gibson ES-335に代表されるセミホロウギターにも見えますが、よく見ると全く異なるオリジナリティ溢れるギターです。

人間工学から考えられたボディもそうですが、細かいデザインも独創的です。ポジションマークとボディのホール、そしてペグの形状、 ヘッド中心のインレイが統一感のあるプロペラの様なデザインで、個性を醸し出しています。↓

ブリッジもテイルピースと一体化していて、面白いデザインです。ボディとの接点の数が少ないことが音響的にどう影響するのかわかりませんが、 後にご説明しますがボディの内部構造とあわせて考えると、振動の伝播やサスティーンなどの為に考慮されているのかもしれません。

このブリッジは、サドルの可変幅が広いのでいろいろなゲージの弦にも対応できるようになっているそうです。後日、レポートしますが、そのサウンドからすると少し太めの弦を張りたくなります。

音の芯がクリアでしっかりしたサウンドから、ふくよかな音まで出せるので、ディストーションで潰してしまうより、歪ませてもクランチ系もしくは原音を生かした音作りをした方が個性が生かせるような気がします。

Vox Virageのボディの内部構造は←このような単版削りだしの板を上下二枚重ねているそうです。中央の出っ張りのバー部分にブリッジやピックアップが載っているんでしょうね。

こんな構造がホロウの箱鳴りとソリッドのサスティーンを両立させようとしているのかもしれません。Gibson ES-335のボディ内部のセンターブロックとは異なる構造です。

Vox Virageの一番の特徴は、なんと言ってもこのPick upです。Three-90と言うピックアップなのですが、 シングルコイル、P-90、ハムバッカーの三種類の音が出せるところです。Dimarzio製のピックアップです。

このThree-90にはコイルが三つ仕込まれています。それぞれのピックアップは3wayのミニスイッチで切り替えることができます。面白いのは、ピックアップセレクターをセンターにすると、P-90とシングルの組み合わせなど3x3=9種類の組み合わせができる点です。ですから、それぞれのピックアップの音とあわせると15種類の音を作ることができます。

そして、トーンコントローラーの効きも良く、音色の幅が広いです。

ただ、このミニスイッチは、個体によっては、スイッチングノイズが入ったり、瞬時に切り替えようとすると、中途半端な位置で止まったりするものがあります。購入される方は注意が必要です。

Vox Virageの実際の音を比べてみてください。

音の順番は、

1. Bridge Pickup Single
2. Bridge Pickup P-90
3. Bridge Pickup Humbucker
4. Neck Pickup Single
5. Neck Pickup P-90
6. Neck Pickup Humbucker
7. Neck Pickup Single & Bridge Pickup Single
8. Neck Pickup Single & Bridge Pickup P-90
9. Neck Pickup Single & Bridge Pickup Humbucker
10. Neck Pickup P-90 & Bridge Pickup Single
11. Neck Pickup P-90 & Bridge Pickup P-90
12. Neck Pickup P-90 & Bridge Pickup Humbucker
13. Neck Pickup Humbucker & Bridge Pickup Single
14. Neck Pickup Humbucker & Bridge Pickup P-90
15. Neck Pickup Humbucker & Bridge Pickup Humbucker

アンプは、Linn6 VettaII  Model : Fender TwinReverb、ドライブ0　トーンはフル10　ボリュームも10。 ちょっと、高音が強調され過ぎた嫌いはあります。 毎度の事ながら、下手なのはごめんね。

そして、ちょっと音を加工してみました。このVirageのサウンドには、シングルはクリーン、P-90にはクランチ、ハムにはリードと言う名前がついています。ですから、素直な私は、その通りのイメージで小曲を作ってみました。こんな感じです。

最初の音はNeck Pickup P-90 & Bridge Pickup Single、アンプモデルはFender TwinReverb、ドライブ4ぐらい　トーンはフル10　ボリュームも10、ディレイで左から右に飛ばしてみました。

アルペジオはNeck Pickup Single & Bridge Pickup Single、アンプモデルはFender TwinReverb、ドライブ0　トーンはフル10　ボリュームも10、コーラスとディレイをかけてます。

リードはBridge Pickup Humbucker、アンプモデルはMarshall 1969 Major、ドライブ10　トーンはフル10　ボリュームも10、Vetta内臓のChandler Tube Driverとステレオディレイをかけてます。

ソリッドと異なりホロウボディのおかげで、フィードバックが心地よくかかります。ハウリングを起こすことが無いのは助かります。

ちなみに、本人はミクソリディアンで弾いているつもり、、、、。

Vox Virage 価格

価格は随分安くなってます。
楽天安い順→Vox Virage
サウンドハウス、在庫処分価格になってます。→vox virage

Vox Virage
Guitar Spec

BODY TYPE	SEMI-HOLLOW DoubleCutawayy
TOP MATERIAL:	African Mahogany
BACK MATERIAL:	African Mahogany
NECK MATERIAL:	African Mahogany
NUT MATERIAL:	Bone
FINGERBOARD MATERIAL:	Bound rosewood
FINGERBOARD:	300mm radius
SCALE LENGTH:	638mm
# OF FRETS TOTAL:	22
FRETS TYPE:	medium/jumbo
FINGERBOARD WIDTH AT NUT:	43mm
TUNING MACHINES:	VOX SuperSmooth custom tuners with custom contoured metalbuttons
PICK UP:	VOX TripleCoil THREE-90 Produced by DiMarzio
Bridge	VOX AlminiumBridge
Controls:	3way ToggleSelector,3way P.U. ModeSwitching(2)

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