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さて、ベースの音作りをします。
ここまで、やって感じた方も多いと思いますが、打ち込んだベースの音がハードロックのベースの音としては、なんかちゃっちくないですか? このSmoke on the Waterのベースを弾いているロジャー・グローバーの音はもっと迫力があります。
本物→YoutubeのSmoke on the Water(1972)
この音に近づけるのは至難の業ですが、すこしでも迫力をつけたいと思います。まず、パソコンのキーボードのF3キーを押してください。(デバイスメニューからミキサーを選んでも同じです。)
ミキサーのウィンドウ
このミキサーのウインドウは、プロジェクトウィンドウと異なり、トラックが横に並んでいます。
見たことがあるかもしれませんが、録音スタジオのコントロールルームにあるミキサーを模しているんだとおもいます。
さて、この中から、ベースのトラックを探してください。一番下のところにベースの音色名がでていると思います。この入門講座の通りにやっている人は、「Pick Bass」になっているはずです。
左の絵はそのトラックだけを切り出してみました。
ここで、真ん中あたりに、e マークのむボタンがあります。これを押してください。
すると、
VST インストゥルメントトラックのチャンネル設定のウィンドウ
このようなウィンドウが現れます。ここで、音作りをします。真ん中にあるグラフみたいな画面とその下の4つのボックスが4バンドイコライザーです。細かい理屈を説明すると長くなるので、下の写真の下のボックスの中のように入力してください。すると、グラフが次のように変化します。
ここの画面では、グラフのポイント(上の図では2の点)をつまんでも、変更できます。グラフは左のほうが低周波数、右が高周波数です。上に上げるとその周波数が強調されます。あまり上げ過ぎると、全体のバランスが悪くなるので(意図的にそうする場合もあります。)、いろいろ試して自分の好みを見つけてください。
この結果、ベースの低音が強調されるようになったと思います。
さらに、エフェクターをかけてみましょう。「VST インストゥルメントトラックのチャンネル設定のウィンドウ」の左端にInsertsという縦の列があるので、そこのi1の空白のボックスをクリックしてみてください。すると、下のようにエフェクトの選択メニューが出てきます。
Cubaseのグレードによって選択肢は異なると思います。ここでは、上のようにDistortionの中から、DaTubeというエフェクトを選んでみましょう。(すべてのグレードにあるはずです。)
DaTubeのウインドウ
このDaTubeというエフェクトは、真空管アンプをシミュレーションしてくれるものです。心地よい歪が生まれます。
もともと、真空管アンプがもてはやされるのは、人間にとって心地よい周波数をたくさん含んでいるからなんだそうです。ま、その真空管アンプとそっくりなるかどうかは別として、いい感じで歪んでくれます。
左のつまみDriveをまわして好きな音にしてください。私は50%にしてみました。つまみは中心部をクリックして上下にドラッグすれば、数値が変わりますし、数字の上をダブルクリックすればダイレクトに入力することも出来ます。もちろん再生して聴きながら変更することも出来ます。
このようにして、いろいろなエフェクトをかけると、音色を変えることが出来ます。やりだすとキリが無いので、これくらいにしておきますが、皆さんはいろいろ試してください。
さて、ここまでのウィンドウを無秩序にならべてみました。
なんか、「おお、俺はDAW DTMをやっているんだ。」という自己満足に浸れませんか?
そんな単細胞は俺だけかな?
(DAWソフトは
Cubaseシリーズを使用しています。)