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さて、「Smoke on the Water」のイントロを作ると言うことを独断で決めました。不満の声も聞こえるような気がしますが押し通します。
(これでこの企画、途中でやめにくくなってしまった。)
まず、打ち込む前に全体の構成を考えて見ましょう。あの有名なリフは1フレーズ4小節で構成されています。
以上、全24小節です。でも、その前に2小節分カウントを入れましょう。ですから、全26小節です。できれば、曲を聴いて確認してください。
YoutubeのSmoke on the Water(1972)
まず、テンポを決めましょう。トランスポーパネルのTEMPOのボタンをクリックして、その右の表示をTRACKからFIXEDに変更してください。その下のテンポの数字が入力できるようになります。120.00と表示されているところに、115と入力してください。原曲は大体このぐらいのテンポだと思います。お好みの数字でも結構です。
120.00と表示されているところでダブルクリック
115と入力してEnter。
打ち込む前の準備。まず、プロジェクトWindowの右下にこんなものがあるんで、
下の三角のツマミを右にずらすと、ウィンドウがズームされて、上部の小節を表す目盛りが拡大されて見やすくなります。適当なところ(全26小節が見えると判りやすい)まで動かしましょう。(+-のマークで微調整が出来ます。)
そして、その目盛りの上の右側にこんな項目があるので、この写真のように設定してください。クリックすれば設定できます。
一番左の>:<見たいな記号のボタンは、スナップのON/OFFのボタンです。スナップと言うのは、いろんな作業をするときに、目分量で行うのでなく、決まった単位に自動的に吸着してくれる機能のことです。ようするにテキトーにやっても、Cubaseが正しく直してくれます。その右の「小節」はそのスナップの最小単位です。
その右の項目Q(クオンタイズ)も、テキトーにやっても直してくれる機能その2です。この設定ですと、テキトーに打ち込んでも、ビートを正確に16分音符単位のところに配置してくれます。
そして、その左にこんなボタンのメニューがあるので、鉛筆のボタンを選択してください。(現在は矢印のボタンが選択されているはずです。)
で、ドラムトラックの最初の一小節目でクリックしましょう。一小節分の空のイベントが出来ます。これはスナップがONになっていて、最小単位が「小節」に指定されているために、自動的に一小節分のイベントが出来たわけです。(2小節作りたい時は2小節分ドラッグします。)
今度はそのイベントをダブルクリックしてみましょう。ドラムエディターが立ち上がります。
この画面はすでに打ち込んであります。
それから、画面上部のドラムスティックのボタンを選択して4拍分、上のようにClosed Hi-Hatのところをクリックします。別にハイハットの音でなくてもいいんですけどね。あんまり変な音にすると、「よーし、これから弾くぞ」って言う気持ちが萎えてしまったりします。ちなみに、一番左の空欄の四角をクリックするとそのドラムの部分の音が確認できます。
さて、打ち込みは、多少ずれてクリックしても、きちんと一小節16分割された目盛りの上に打ち込めるはずです。もし間違えても、再度そのビートをクリックすれば消すことができます。
これで四つカウントが入力できました。で、このウィンドーを閉じて、いまのドラムイベントを選択して、メニューから編集→複製と選んでください。そうするとカウントが二小節分できたはずです。
再生して見ましょう。再生方法はもうわかりますね。ただ、最初に録音した音が邪魔になると思うので、オーディオトラックのミュート(m)ボタンを押して、音が出ないようにしましょう。
一番上の左のmボタンがミュート
このボタンが押されたトラックは再生されません。
もう一度押すとミュートがOFFになります。
さて、ドラムの名称は知っていたほうが便利だったでしょう? 先ほどGMmapと言う項目を選びましたが、GM(ゼネラルMIDI)と言う規格があって、どこの鍵盤をたたくと何の音がでる、と言う決まりがあるのです。その規格に準じている音源はこのGMmapが使え、 ドラムセットの名称が表示されてとても便利です。ですから、前回の音源の選択のときにこの規格に対応しているDrumset GMと言う項目を選択しました。
(DAWソフトは
Cubaseシリーズを使用しています。)