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で、カウントができました。では、ギターのリフ2回分のあとに出てくるハイハットを16ビートで刻む部分を打ち込みましょう。ツクツクツクツク…………。
ハイハットが入るのは曲が始まって9小節目、このプロジェクトでは2小節のカウントがその前にあるので、都合11小節目になります。そこに、前回と同じようにして1小節分、イベントを作ってください。
そして、そのイベントをダブルクリックしてください。
今回は前回入力したカウントと違い、入力が細かくなるので、ドラムエディターの右下にもズームの三角ツマミがありますから、それで、横に幅を広げてください。(下図参照)
ここで、カウントを入力した時と同じように、Closed Hi-Hatに4つのビートを打ち込んでください。今回は四分音符ではなくて16分音符です。
こんな感じで入力できたでしょうか?では、音を聴いて確認してみましょう。音が4つしかないので、確認するにはループ再生を使ってみましょう。画面上の目盛りの一番上のヘリの部分にマウスポインターを持っていくと鉛筆ツールみたいな形になりますので端からドラッグしてください。こんな感じ↓になります。左右の三角をつまんで、これと同じ幅に設定してください。始まりと終わりと二箇所指定します。これをロケーターといいます。このツールは、宅録をする上で頻繁に使うことになると思います。
そして、トランスポートパネルのサイクルボタンをこんな状態↓にしてください(横Uターンみたいな記号)。そしてこの下図の左端のLボタンを押してください。カーソルが左ロケーターの位置まで移動します。で、再生ボタン>を押してください。
入力した4つの音が繰り返し再生されます。
ツツツツ、、、、なんか機械的ではありませんか? 本物はツクツクツクツクと聴こえますよね。これはビートの強弱によるものなんです。この強弱を再現することが、ドラム打ち込みのひとつのコツで機械的でなく自然なビートを作るテクニックのひとつです。
本物→YoutubeのSmoke on the Water(1972)
一つ目のビートは強く、そして2つ目は弱く、3つ目は少し強く、4つ目は再び弱く。ハイハットの16ビートは実際、右手と左手で交互にたたきます(そうでない人もいますが)。すると、どうしても利き腕て無い方の音が小さくなってしまいます。そして、最初のビートは強くたたいた方がリズムにメリハリが付くので大きくなります。で、結果、ツクツクツクツクみたいな感じになります。
それでは、ビートに強弱をつけてみましょう。マウスポインターのスティックのツールを矢印に戻して4つのビートをこのように選択してください。
そして、ウィンドウの下のほうにこんな棒グラフがでてますよね。↑
これは音の強弱(ベロシティ)を表す棒グラフです。この棒グラフのところにマウスポインターを持っていくと鉛筆ツールになりますから、左の窓にでる数字を見ながら長さを調節します。これは好みもありますがとりあえず、四つのビートを110,50,70,50と変更してみてください。ループ再生をしながらもできますので、音を確認しながらやってみてください。
自然なビートになります。
このビートの強弱は、ドラマーの癖とかもあって、人によっても、曲によっても、かなり違います。自分の好きなノリを作ってください。
先ほどと同じようにこの四つのビートをマウスで選択して、メニューから編集 → 反復複製 → 数字を3にしてOKボタンを押してください。これで、1小節分作れました。
そして、ドラムエディターを閉じます。そして、今作ったイベントを選択(クリック)して、メニューから編集 → 反復複製 → 数字を4にしてOKボタンを押してください。
ドラムのイベントが都合5つになりました。
(DAWソフトは
Cubaseシリーズを使用しています。)