見た目は昔からのストラト

ヘッドはスモールタイプ

S-1スイッチを押したところ。左のノブ。

二点止めのトレモロユニット、アームも太くなった。

ロック式のペグ、チューニングも安定

ストラップ止めも標準でロック式なのもうれしい。

ロゴは輝けるメタリック

わたしは、大のストラト嫌いでした。なんでかと言うとストラトだと下手なギターがより下手になってしますからです。 理由はこちらのブログ記事1を見てください。 「弘法筆を選ばず」といいますが、こちらはへたくそギタリストなんだから仕方がない。

ところがこの Fender American Deluxe Stratocaster(通称:アメデラ ストラト)は、とにかくいろんな工夫がされたストラトなんです。 詳しくは、左の写真とこちらのブログ記事2をご覧ください。記事の本文中には書いていませんが、指板のＲはかなり緩やかになったようです。 昔のストラトはＲが184mmだったのに、これは241mmです。これは円弧の半径を表していますから、数字が大きい方が曲面が緩やかなのです。それでも、わたしが長年愛用したYAMAHA SFX-1の 355mmにくらべればまだきついですが、大きな進歩です。

そして、S-1スイッチも画期的です。ちょっと押しづらい難点はありますが、5つの音色が加わっています。以下に示すのが、通常の5WAYと スイッチを押したときの5WAYです。

S-1 Switch Up:
Position 1. Bridge Pickup
Position 2. Bridge and Middle Pickup in Parallel
Position 3. Middle Pickup
Position 4. Middle and Neck Pickup in Parallel
Position 5. Neck Pickup

S-1 Switch Down:
Position 1. Bridge Pickup in Series with Middle Pickup
Position 2. Bridge Pickup in Parallel with Special Capacitor and in Series with Middle Pickup
Position 3. Bridge/Middle/Neck Pickups with Neck and Bridge Pickups in Parallel and in Series with Middle pickup
Position 4. Neck Pickup in Parallel with Special Capacitor and in Series with Middle Pickup
Position 5. Neck Pickup in Series with Middle Pickup

この10種類の音色の音くらべを掲載します。
音色はLine6 VettaIIのRoland JC-120のモデルです。
トーン系のつまみのレベルは、フル10です。エフェクターは一切使っていません。

いつものことですが、下手なのはごめんね。

[VOON] Strato-JC-120

音の順番は以下の通りです。
1.リアPU
2.リアとセンターのハーフトーン(並列)
3.センターPU
4.フロントとセンターのハーフトーン(並列)
5.フロントPU

以下S-1スイッチON

6.リアとセンターの直列
7.リアとセンターの直列にコンデンサー入り
8.フロントとリアの並列にセンターを直列接続
9.フロントとセンターの直列にコンデンサー入り
10.フロントとセンターの直列

さらに'69Marshall Majorの音色で少し歪ませてみました。 アンプの設定はトーン系はフル10。ドライブ(ゲイン)は12時です。こちらもエフェクターは使っていません。 音の順番も同じです。

[VOON] Strato-Marshall-Major

並べて聴いてみると、やはりS-1スイッチON状態の単純直列の6番と10番のサウンドはハンパッカーぽいですね。 でも、実際、ハンバッカーと聴き比べるとすこしトゲトゲしさは残っていますし、いい意味で中低域のふくよかさがありません。

Fender American Deluxe Stratocaster
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